2021-05-13 第204回国会 参議院 国土交通委員会 第15号
洋上風力発電につきましては、我が国の造船事業者の高い技術力と知見を生かし、作業船の建造、それからモノパイル等の基礎構造物の鋼材加工、低コストで建造を運用できる浮体式洋上風車の開発などが可能と考えられるため、造船事業者にとっても新たな事業分野になり得ると考えております。
洋上風力発電につきましては、我が国の造船事業者の高い技術力と知見を生かし、作業船の建造、それからモノパイル等の基礎構造物の鋼材加工、低コストで建造を運用できる浮体式洋上風車の開発などが可能と考えられるため、造船事業者にとっても新たな事業分野になり得ると考えております。
これらの部品、さらに構造物につきましては、船舶建造で培われました鋼材加工などの造船業の技術が十分に活用できるものと考えております。特に、浮体構造物につきましては、我が国造船業の高い技術力、知見、これらを生かしまして、競争力のある浮体構造物の開発が可能と考えております。
名前の挙がっている鋼材加工販売業アサミ社長の山内氏を御存じでしょうか。
この七十五万トンの鋼材を、大体二カ年でこれを完成するという計画でございますので、相当な量の鋼材加工が必要となってまいります。ところが、この鋼材加工は鉄板の四角い箱でございまして、むずかしいことは全くございませんし、同じものをたくさんつくっていけばいい。したがいまして、香川県、愛媛県はもちろん、広島県、岡山県、瀬戸内一帯の中小造船所において、この加工をやっていただくことが至当と考えます。
去る三月の二十五日に、五十四歳になる鋼材加工業の社長が、あの高い若戸大橋の歩道から洞海湾に身を投げて自殺されたのであります。この会社は昭和十八年の創立で、従業員が七十人おりまして、シャーリング会社でありますが、十二億円の負債をかかえて倒産した直後のことであります。八幡・富士の合併の犠牲者であるということで、地元ではたいへん騒ぎました。